店にとって「手作り」は有効なのだろうか
「手作り」だと売れるのでしょうか、弁当とラーメンについて。
昼時になると、毎日、店ではなく路上の同じ場所で売っている、ある業者さんが居ます。大体、ハンバーグ弁当で、そのレパートリーが幾つかある(チーズだとか和風だとか…)というものです。その売り子の方は、「手作り弁当です」と声を張り上げています。でも、「手作り」って、買い手にとって効果があるのでしょうか。
大量販売するチェーン店が「手作り」を言うのは分かります。機械で流れ作業で作っているのではなく、丁寧に作っているのだという主張があるからです。でも零細なところでは機械ってありえないでしょう。すぐ近くに競合があるわけでもなく、零細であれば当たり前のことを、ことさらに主張されると、「その前に、味は自慢するところ無いの?」と思ってしまうのです。なんか、「手作りによる差別化で消費者の心をつかむ」といった、ステレオタイプなマーケティングに踊らされているのでは、と思ってしまいます。もっとストレートに、自慢したい点を言えば良いのに。それとも、本当に自慢するところが「手作り」しかないのでしょうか。それだと悲しすぎる。
ラーメン屋さん。看板に、「手作り坦々麺」と書いてありました。ラーメンで手作りって当たり前では無いでしょうか。何を言いたいのかが分かりません。麺が自家製?でもそれだと「自家製麺」とか書くでしょうし。スープが手作り?そりゃ、当たり前でしょう。チェーン店なら工場で作って運ぶってのもありますが。叉焼は当然として、メンマやその他全ての具財を手作り?それは無理でしょう。だったら、どこがどうなって「手作り」を強調するのでしょう…。
「手作り」って飲食業にとっては魅惑的な響きに思えるのでしょうか。なんだか不思議です。

