別れ話
とあるビルの狭いエレベーターホールにて。
エレベータに乗ろうとホールへ。ボタンを押して、ふと何やら聞こえてきました。どうやら、涙声。ふと見ると、壁際で、壁のほうを向いて、若い女性が、泣きながら携帯電話で話をしています。こちらには気づいていません。
「どうしても駄目なの?」「変わるから」「友達からやり直そう」「毎日電話頂戴」…
え、あ、う、き、気まずい。別に聞きたいわけでもないし、聞き耳を立てているわけではないけど、静かだから聞こえてくる…。エレベータ、早く来てくれ。それにしても、こんなところで別れ話をしないで欲しいなぁ、こっちが困る。まあ、急に電話が掛かってきて、切り出されたのかもしれませんけど。
「お前の生活に干渉しないから」「お前の人生に影響しなくなるから」…
え?「お前」?うーむ、最近の女の子は相手を「お前」と呼ぶのか。男のほうが泣いたり、所謂昔の男と女という関係以外の、男女平等というかなんというか、ということも聞いたことはありますが、目の当たりにしたのは初めてでした。人の別れ話には興味は有りませんが、ちょっと興味を引いた出来事でした。


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